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詩は作らぬ、詩は浮かび、詩は生き、詩は残る。
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つまらない人生など罪と同様である。
自分の好きなように生きる事がどれだけ大変かは言うまでもないが、果たして自由とは何なのかと自問自答する人間は少なくはない。

私にとっての自由は、何かに縛られながらもその捕らわれた空間の中で精一杯に羽を伸ばす事だ。
学校や仕事、家族や友達や恋人など、数多の生活的コンプレックスが存在する環境で、どれだけ自分の時間を有意義に見出す事が出来るか、それに懸かっているものだと、私の価値観は謳っている。
ちょっとした合間にカフェで息抜き、趣味に没頭する時間を設けたり、時には友人や会社の同僚とディナーでもしながら語り合ったり。
それでいて授業や仕事を真面目にやりこなし、家族に心配をかけず、友達とのコミュニケーションも忘れず、恋人と交わした約束はきちんと守るという、個人的義務と自分自信の意思の両立こそが自由だと、私は結論付けた。
ちゃんと仕事をして家族に気を遣っているならば、少し自由奔放なぐらいが丁度良いのではないだろうか。
誰が何と言おうとも、私はその意見を曲げるつもりはない。

どれだけ金を使おうと私の勝手だ。
どれだけ馬鹿と言われようと私が決めた事だ。
どれだけ人に笑われようと私は私を貫き通すと決めたのだ。

つまらない人生など罪と同様である。
仕事や勉学に励むばかりで脳の要領をパンクさせ鬱に罹り自殺するよりも、鳥籠の中で思い切り羽を広げ自由を謳歌しようではないか。
そして時に飼い主にお喋りを強要させられ、時に餌を与えられ、時に構ってくれない飼い主に寂しさを感じ、時に可愛がってくれたり、時に別の世界に憧れ、時に歌を口遊む。
なんだかんだで自分の幸せが鳥籠の中に存在するという事を実感し、それを「自由」本来の姿であるという事を、人は自覚するべきなのだと私は思う。

全体を見渡すから全てが退屈に思えるのだ。
全体の中の一部分を一つ一つピックアップし、小さなたんぽぽの花を見つけた時の喜びを感じられる人こそが、自由であり、幸せなのだ。
だからこそ『自由奔放』である事は間違いなく正統であろう。
流れゆく時間に身を任せながらも、一秒一秒を楽しむそのスタイルは、人として何よりも勝ち組だ。

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今まで安定感を保っていたものが崩れた時、人はとてつもない焦燥感に襲われる。
卒業や就職、人との別れ、順調に進んでいた計画など。
個人差はあるだろうが、A型は特に適応力に欠けている為、環境の変化や想定外の出来事に順応に対応する事が出来ない。

だから、私は『臨機応変』を意識してきた。
変化に富んだ社会や、自分の理想の道を進む為に必要なアドリブ力を補うべきであり、またそれは必要不可欠な能力であると自覚しているからだ。
しかし、これといってアドリブの利いた行動を出来た事は無い。
物事を長い目で見て最終的な結果を見据え、それに向かって自分の中で決めた道程を坦々と進むという、何とも計画性のある性格だと自負するだけあり、横から急に飛び出してきたバイクには避けきる事無くまんまとぶつかって怪我する。
単純作業なら日が暮れ夜が明けるまで出来るのだが。

さて、そんな私に危機が訪れた。
今まで上手く進んでいた計画が、想定外の出来事にストップしてしまった。
1ヶ月以上も思い通りに動いていた生活、これから先の約3ヶ月ほど後まで脳内に描いていた理想が崩れたのだ。
一度立てた構成をゼロからまた練り直すほど、私は生真面目ではない。

こんなにも憤りを感じるものなのか。
あの時こうすればよかった。
何故あの後こうしてしまったのか。
後悔だけが胸中に渦巻くが、そんな頭抱えて蹲っている場合ではない。
たかが1ヶ月程度なら取り返せない訳は無い筈。
だがしかし、これ以上長引かせる訳にもいかない、短期間でこの1ヶ月を取り戻さなければ。
私にそんな『臨機応変』を試すなんて上等である。

悲しいかな。
こんなにも私が焦燥感と不安に足許を絡まれ涙ぐんでる時に、青空みたいな笑顔の想い人は何食わぬ面して今をのうのうと暮らしているだなんて…。





lily.
H20.7.5


欲しくて盲目になっている自分の

浅はかな判断力が何とも言えない

需要の無い言葉に翻弄され

未だに過去を悔やむ





怖くて震えて落としそうな幸せ

不安で強く握り締めても

砕けて無くなってしまうかもしれない

力の入れ方を教えてくれるなら

そんな話 一生聞いてたって飽きやしないだろう





私は まだ幸福に慣れていない

哀しみと憂鬱の美しさに

堪えがたい恍惚感を抱くだけ





幸せは大きすぎる

大きすぎて抱えきれない

仰け反り 倒れそうになっても

離せない

どんなに重く 辛くても

離したら 風船のように

どっか遠くに消えてくんだから

なんて儚いんだ

人は皆 そう言う





私は不幸せな方がいいのか

長年 闇と共に過ごし

悲哀とも仲良くなり

随分と 涙にもお世話になった

いつも 私の傍にいてくれた死の誘惑に

どんな優しい言葉を掛けられても

私は笑いもしなかった

当たり前かな





これから どうなることやら

私の前に立ち憚る 幸せは強大だ





lily.
H20.5.30


解かれた烏合の集

儚く哭き 咲くが如く羽ばたく

冷たい雨に打たれながらも

その黒き濡れ羽の美しきは

悪に見出す 純潔の心であろう

それが 和

艶めく漆器に似た魂





罪深き涙の核に眠る

色無き宝石の粒から

染井吉野の笑顔を見た

どれだけ待ち侘びたか

溢れんばかりの烏の唄





lily.
H20.5.1


聞こえてくる

黒い百合が

私の背筋をゾッと撫で上げ

後ろから不自然に抱きつき

耳元で そっと

『…………。』

そう囁く

そして 私の顔まで首を伸ばし

何とも言い難い その目で

私を捕らえて離さない





走って部屋に逃げこんでも

あの扉の向こうには

がに股に足を開いた私が

奇怪極まりない形相で立ってる

私は もう

腰が上がらない

足が空くんでしまった





そんなに強くノックするな

怖いから おねがい

だから 寒くて眠れないんだ





物音は

他の誰にも聞こえはしないが





ほら また聞こえた

黒い百合の声が…





lily.
H20.4.26


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自己紹介:
18歳、歌が好き。
頑固で極端で無口。
褒められて伸びるタイプ。
生きてれば幸せだと思ってます。
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