詩は作らぬ、詩は浮かび、詩は生き、詩は残る。
こんなにも辛いならば
出逢わなければよかった と
ほんの一瞬とはいえ
あなたを見つめながら思った
音のない部屋で
目をつむれば
おかしいぐらいの闇が包んだ
何も見えないはずなのに
なぜか あなたが現れて
いっぱい笑いかけてくるから…
鼻をすする音だけが響いて
枕には悲しいシミが広がって
飾られた二人の写真が いたずらに
私の胸を何度も刺した
この写真の中の あなたは
「今、本当に幸せだ」って
その日 言ってくれていたのに
どうして そんなに
この胸を刺すのか…
こんなにも辛いなら
出逢わなければよかった？
そうすれば
本当の愛なんて
知らずに死ねたはずだったのに
あなたを苦しめるならば
出逢わなければよかった
だけど もう…
さよなら なんて言えないぐらい
あなたが好きなの
lily.
H20.4.8
出逢わなければよかった と
ほんの一瞬とはいえ
あなたを見つめながら思った
音のない部屋で
目をつむれば
おかしいぐらいの闇が包んだ
何も見えないはずなのに
なぜか あなたが現れて
いっぱい笑いかけてくるから…
鼻をすする音だけが響いて
枕には悲しいシミが広がって
飾られた二人の写真が いたずらに
私の胸を何度も刺した
この写真の中の あなたは
「今、本当に幸せだ」って
その日 言ってくれていたのに
どうして そんなに
この胸を刺すのか…
こんなにも辛いなら
出逢わなければよかった？
そうすれば
本当の愛なんて
知らずに死ねたはずだったのに
あなたを苦しめるならば
出逢わなければよかった
だけど もう…
さよなら なんて言えないぐらい
あなたが好きなの
lily.
H20.4.8
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あなたの為だけに優しくはなれない
自分一人を守れない私に
周りを見渡す目など
備わっていないが
少なからず 心のどこかで
あなたへの想いを
見つめなおしている
本当はあいたくて
そう、本当は今すぐ あいたい
あいたいって 言えないのは
困っている私を
見て見ぬフリする神様のせい
私の心を貸してあげる
誰でもいいから
この気持ちを上手く言葉に出来ないか？
私にはわからないの
何て口にすればいいのか が
だから もうこれしか言えない
「あえませんか？」
句読点も無い この一言に
どれだけの不安と期待が
凝縮されているんだろう
lily.
H20.3.5
時間は待つ事を知らない
神様は僕を理解してない
夢の中にも居場所がない
飲み込んだ声は届かない
そこらに落ちてる 小さな幸せを
拾ってはポケットに入れてた毎日
枯れそうな花にも 崩れた小石の肌にも
溢れんばかりの光が宿ってた
はずなのに
僕の目は節穴か？
節穴になってしまったのか？
菜箸で 頭掻き回すのはやめてくれよ
余計に空が滲むじゃないか
全部ぼやけて輪郭が無い
どうしたんだ 顔中 びしょ濡れで
僕のとこだけ 雨でも降ったのか？
生ぬるい風を浴びた前髪を
両手でグッと引っ張った
これが 僕のクセなんだ
よくわからない現実の世界に
生まれた事を後悔した時のクセ
少し 痛いぐらいが ちょうどいい
lily.
H20.3.5
神様は僕を理解してない
夢の中にも居場所がない
飲み込んだ声は届かない
そこらに落ちてる 小さな幸せを
拾ってはポケットに入れてた毎日
枯れそうな花にも 崩れた小石の肌にも
溢れんばかりの光が宿ってた
はずなのに
僕の目は節穴か？
節穴になってしまったのか？
菜箸で 頭掻き回すのはやめてくれよ
余計に空が滲むじゃないか
全部ぼやけて輪郭が無い
どうしたんだ 顔中 びしょ濡れで
僕のとこだけ 雨でも降ったのか？
生ぬるい風を浴びた前髪を
両手でグッと引っ張った
これが 僕のクセなんだ
よくわからない現実の世界に
生まれた事を後悔した時のクセ
少し 痛いぐらいが ちょうどいい
lily.
H20.3.5
知っていますか？
あの日 私が生まれ変わった事を
初めて待ち合わせた夜
緊張してたら あなたに見つかって
どれだけ胸が騒いだ事か
ざわめく人混みの中で
そっと 手を引っ張ってくれて
汚い空気にまみれた私を
優しく拾い上げて
綺麗に洗ってくれたよね
少し張った肩を降ろして
なんだか 改めて言いたくなった
たくさんの ありがとう
これからの ありがとう
lily.
H20.3.27
あの日 私が生まれ変わった事を
初めて待ち合わせた夜
緊張してたら あなたに見つかって
どれだけ胸が騒いだ事か
ざわめく人混みの中で
そっと 手を引っ張ってくれて
汚い空気にまみれた私を
優しく拾い上げて
綺麗に洗ってくれたよね
少し張った肩を降ろして
なんだか 改めて言いたくなった
たくさんの ありがとう
これからの ありがとう
lily.
H20.3.27
待ちくたびれた
冬は長引いたな
雪が溶け出して 桜は腕を伸ばした
必ず 散り逝く未来を
僕は・・・知っていたはずなのに
目の前にある夢に 鼻の先の栄光に
惑わされてしまっていたようだ
桜は怯えてた
声を震わせながら
鞘から刀を引き抜き
身体中から溢れる力を振り絞り
そう、小さな その体で
豪快に咲き誇ってみせた
そして ため息など 吐く暇も無く
散っていったんだ
たった 一瞬
地に腰を据えるまでの 儚い刹那
僕は 全てを知った気がした
lily.
H20.3.25
冬は長引いたな
雪が溶け出して 桜は腕を伸ばした
必ず 散り逝く未来を
僕は・・・知っていたはずなのに
目の前にある夢に 鼻の先の栄光に
惑わされてしまっていたようだ
桜は怯えてた
声を震わせながら
鞘から刀を引き抜き
身体中から溢れる力を振り絞り
そう、小さな その体で
豪快に咲き誇ってみせた
そして ため息など 吐く暇も無く
散っていったんだ
たった 一瞬
地に腰を据えるまでの 儚い刹那
僕は 全てを知った気がした
lily.
H20.3.25